クライアントから依頼のある記事と違い、自分で運営するブログは「何を書くか」を決める必要があります。
「何を書くか悩み続けて、時間が過ぎていく」
「何を書くのか決められなくて憂鬱」
「何を書いたらいいかわからなくて、ブログ作業がストップしている」
1記事書くごとに「次は何を書こう…?」と悩むのは時間のムダです。必要なのは、方向性を決めること。あなたのブログをどうしていきたいかを整理すれば、書く内容も決まります。
本記事は、ブログの目的別に「何を書けばよいか」をお伝えします。
ライティングの隙間時間で捻出している時間を、何を書くのか悩んで過ごすのはもったいない!バシっと決めて、ブログを書く作業に時間を使えるようになりましょう。
Webライターがやるブログの目的は?
Webライターのあなたが、ブログを始めようと思ったきっかけは何ですか?何か叶えたい目的があったはずです。
ブログを書くのは、その目的を叶える手段です。目的によって、書くべき内容は変わります。
一般的に、Webライターがブログを始める理由は大きく分けて以下の3つ。
- ライターの仕事を取りたい
- 別の収入源が欲しい
- 気分転換したい
それぞれの目的別に、ブログに何を書いたらよいのかを紹介します。
目的①ライターの仕事を取りたい
メインであるライターの仕事を有利に進めるためにブログを始める場合について、さらに細かく目的を分けました。
実績として提示したい
ライティングの仕事を受注するためには「自分はどんな記事を書けるのか」がわかる実績を提示する必要があります。
・記名記事がないから見せられる実績がない
・編集で手が加えられているので、自分が書いたと言うのに抵抗がある
・応募したい案件に適切な実績がない
自分のブログ記事を実績として提示できれば、これらの悩みが解決します。実績に使うためのブログ記事は、取りたい仕事と同じジャンルの記事を書きましょう。
さらに、自分の属性や経験と絡めた内容にすると、自分の強みもアピールできます。
転勤族だった私が金融ジャンルのライティング案件をとったときを例にあげます。
取りたいライティング案件のジャンル:金融
自分の属性:転勤族、子育て中のママ、元銀行員
書いたブログ記事:「転勤族におすすめの銀行はどこ?」
結果として、「主婦目線でお金のことについて書けるライター」として採用されました。
【実績として提示したいときに書く内容】
- 受注したい案件と同じジャンルの記事
- 自分の属性や経験と絡めた内容
ポートフォリオサイトの代わりにしたい
ポートフォリオサイトは、クライアントに自分の作品を紹介するのが目的です。見てくれた人に、スキルや実績など「あなたがどんなライターなのか」を伝える必要があります。
ライティング案件に応募するときに見せたり、自分のサイトを見てくれた人から仕事の依頼を受ける窓口になったりします。
自己紹介、経歴、サンプル記事、実績のまとめなどを書きましょう。あなたに興味を持ってくれた人が連絡できるように、問い合わせページも必須です。
サンプル記事は、自分の得意ジャンルのことを書きます。
noteなど無料で書けるプラットフォームでもかまいませんし、WordPressを使ってスキルをアピールするのもよいでしょう。
【ポートフォリオサイトの代わりにしたいときに書く内容】
- 自己紹介(経歴、可能業務、得意ジャンルなど)
- サンプル記事
- 実績のまとめ
- 問い合わせ先
WordPressの練習をしたい
WordPressを使えることはWebライターに必須のスキルではありませんが、使えた方が仕事の幅が広がります。書くだけの仕事のほかに、入稿や装飾などの仕事も請け負えるようになるからです。
作業が増える分、報酬アップも期待できます。
WordPressの操作を習得するには触って慣れるのがいちばん!しかし、クライアントのサイトをへたにいじるのは怖いものです。
自分のブログでWordPressの練習ができるといいですよね。
WordPressでブログを作りさえすれば何を書いてもいいのですが、先に説明した「実績として提示するときに書く内容」や、この後に説明する「別の収入源が欲しいときに書く内容」を書くと一石二鳥!
さらにSEOを意識した記事で検索上位をとれるようになると、アピールポイントが増えます。
【WordPressの練習をしたいときに書く内容】
- 何を書いてもいい(雑記ブログでもOK)
- SEOを意識した記事
- 実績として提示するときに書く内容
- 別の収入源が欲しいときに書く内容
目的②別の収入源が欲しい
Webライターの仕事は書けば書くだけ収入になりますが、たとえ継続案件だとしてもずっと仕事がもらえるとは限りません。クライアントの都合で急に案件そのものが無くなったり、継続されなかったりすることもあります。
病気になるなど、自分の都合で働けなくなることもあります。
自分が運営するブログで収入を得てWebライターの収入を補いたいと考えるのは、自然な流れでしょう。
Webライターの仕事とブログ運営で収益をあげることを両立するには、少ない記事数でも成果をあげられるようにするのが近道です。
また、納期のあるライティング案件と違い、締め切りのないブログはどうしても後回しになりがちです。楽しく続けられるようにするためにも、自分が情熱を持てるテーマにするのがおすすめ。
あなたの趣味や生活に密接なテーマ、これから極めたいことなどを選びましょう。それらに特化したブログにすると、少ない記事数ですむので時間短縮ができますし、収益化しやすいです。
たとえば私は、子どもがハマっていたおもちゃに関する特化ブログを作ったことがあります。身近な題材なので書くネタがたくさんありますし、オリジナル写真を記事に載せて差別化しやすいメリットもありました。
そのおもちゃの公式サイトから私のブログ専用のキャンペーンのお誘いがくるなど、しっかり収益化できました。
【別の収入源が欲しいときに書く内容】
・情熱を持てるテーマ(趣味、生活に密接なテーマ、これから極めたいことなど)
・特化ブログにする
さらに詳しく解説している記事はこちら↓
目的③気分転換したい
ライティング案件で書く記事の中には、全く興味のないこともあるでしょう。興味がないどころか、書いていて苦痛になることもあるかもしれません。
そんなとき、自分のブログなら好きなことを自由に書けて気分転換になります。趣味のことや、日々のちょっとしたことなど、楽しく息抜きできる内容を書いてリフレッシュしてください。
note、アメブロ、はてなブログなど交流しやすい場で書くと、つながりができて充実したブログライフを送れます。
【気分転換したいときに書く内容】
- 趣味のこと
- 日々のちょっとしたこと
どんな目的でブログを運営したいかはっきりさせよう
Webライターが書くブログの内容を決めるには、ブログの目的をはっきりさせることが大事です。目的を達成できる記事を書くことに集中できます。
いまいちど、「ブログを始めよう」と思ったきっかけについて振り返り、目的を一つに決めてください。
別の収入源を得るために作ったブログの記事を実績として提示するなど、最終的に複数の目的を達成できる場合もありますが、まずは一つの目的に向かってブログを書くとブレずに進んでいけるでしょう。
Webライターは記事を書くのは慣れているので、書くテーマさえ決まればサクサク進めていけますね!